田舎への移住を検討する方の中には、自然豊かな環境で農業を始める事を検討する方がたくさんいます。農業は自分の仕事として定年退職することなく、老後も続けられますし、日本の食を支えるやりがいの大きな仕事です。田舎の実家に帰省する場合は、親の農地を使って農作業ができる方もいますが、新しい街で再出発する方は農地を借りる必要があります。農作業初心者は民間企業が経営する小規模農地のレンタルサービスがあるため、まず畑と道具を借りて週末農業を楽しみましょう。
経験を積み、副業や本業として真剣に取り組みたいと感じた時に、国や自治体の新規就農者に対する支援制度を利用する方法もあります。自治体それぞれの移住者支援の中に、新規就農相談を受け付ける窓口があり、資金相談や研修などの役立つ情報が集まります。農業未経験の方は、2週間程度の研修を受けて機械の使い方などの基礎知識を得る事ができますし、その後の研修先も探してくれます。研修期間中の家賃補助や独立就農する時に、必要な資材を購入する助成金もあり、街それぞれの支援制度を比較しましょう。
農地バンク制度の取り組みにも注目する事で農地の仲介によって、スムーズに農地を借りて農業を始める事ができます。田舎への移住者支援を行うだけではなく、耕作放棄地を市が整備するプロジェクトもあり、整備された土地が貸し出されます。道も整備されてトラクターで畑に入りやすくなるなど、使いやすくなった農地を田舎で探すことができます。